数学論文投稿(電子情報通信学会 7度目の拒絶と8度目の投稿)

 7度目の投稿も拒絶されました。2か月以上待っても査読者が決まらないので、ヤキモキしていました。驚いたことに、編集委員が査読者に回さずに、自分自身で拒絶の判断を下していたのです。フーリエ変換と逆変換に対する私の定義が間違っていると指摘して、拒絶理由にしています。私は、先の回答で、定義は正しいか否かの判断になじまないと書いていました。これにもかかわらずに、正しくないとの言葉使いをしています。怒りに任せて、反論をする回答文と訂正原稿を4日で書きました。

実は、コロナで自宅隔離療養 をしていたとき、布団の中で退屈しのぎで本を読んでおりました。このとき、物理数学の専門書で私の原稿の中の式変形の間違いに気がつかされました。投稿論文の取り下げの判断を編集委員に問うたのと入れ違いに、拒絶通知が来ました。この間違いは、数学の初歩に関しており(ゼロで割り算してはいけない)ます。ただし、油断すると思い込みによる気がつきにくい誤りです。査読者も今まで指摘してくれませんでした。私は、間違った式の結果を基づいて、査読者の意見に反論しておりました。今更ながら恥ずかしい次第です。ただし、これが、学問の楽しさの一つでもあります。

この間違いは、従来の方法の説明をしているところにありました。したがって、私の論文の展開に、大した影響はありません。

回答文と 誤りを修正削除した再投稿原稿を寝かせています。興味がある方は、今回の回答文(1〜5ページ)だけでも読んでください。

コメント

  1. 私は数学論を理解出来る能力はありませんが、この場合査読者の意見が正しかったのですね。ただ物理的問題だったのでしょうか。査読者と言うのは言わば数学のプロでしょうか。少し安心したのは才知と公平な目で査読しているのが良かったです

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