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数学論文投稿(電子情報通信学会再投稿拒絶)

  前回のブログで紹介した論文を書き直して再び投稿していたところ、またもや拒 絶 されました。 数 式の書き方と証明における間違いがあるのが 1 つ目の理由です。もう 1 つの理由は重大で、私の方法は従来から知られている、窓関数を用いたものと同じであるというものです。これに懲りずに、 3 度目の投稿を考えています。新しく投稿するのであれば、拒絶理由に対しての返事を書くことが求められます。 返事(反論)案 をまとめました。 投稿していた論文 、 編集者からの手紙 、 2 人の 査読者 A と B からの結果 もお知らせします。興味のある方は読んで、私の返事案を含めて改善点や意見をください。 査読者Bは日本語で書いてくれているので、私も日本語で返事を書いています。この査読者は私が主張したいことの核心に初めて近づいてくれています。すなわち、私の方法は、前から知られている 窓関数を用いるフーリエ変換に対して、窓幅を無限大に移行しているだけだと言ってきました。言われてみればその通りです。だからといって、 新規性がないというのには納得できません。だって、この方法は 従来には無かった、窓幅を無限大に移行することを行っているし、また、これ を、フーリエ変換の理論構築に使った人はいないからです。私は、返事の中で、「コロンブスのたまご」だと反論しています。みなさん、どう思いますか。この手の論争は、私は特許審査官との間で何回も経験しています。審査官は私の特許の考えは、従来の知られた事実から容易に類推できるというのに対して、いやいや、そうではない、なぜなら、このようにすることによって、大きな利便性が出ているではないかと反論します。それなら、なぜ今まで知られていないのかとも反論します。大抵は私の勝ちでした。何せ、大きな効果が新しく出るからです。今回の数学の論文でもこれが当てはまると思っています。simple is the best、面倒な超関数は要らない。

哲学者 池田晶子

  前のブログ 「 14 歳 からの哲学入門 」 で紹介した本で書いてあった、池田晶子が 気 になっていた。それで彼女の本 「 14 歳 からの哲学 - 考えるための教科書」 ( トランスビュー社、 2 003 年発行。私が 読 んだものは 2008 年第 21 刷 ) 、 「 残 酷人生論 」 ( 毎 日新聞社、 2010 年第 1 刷、 2021 年第 5 刷 ) 、 「 悪妻に聞け - 帰 ってきたソクラテス」 ( 新潮社、平成 8 年発行 ) を 読 んだ。 これらの本が出たのはずいぶん昔である。著者は 2007 年に 47 歳 で亡く なっている。著した本は 37 冊に上る。 「 14 歳 からの哲学 」 は久 米宏の報道ステーション ( 日付は不明、 You   Tube に出ている ) によれば、その 当 時 5 万部も売れている。哲学書にしては、異例の 部 数 だったそうだ。彼女はそのときゲスト出演している。テレビ番組でも取り上げるくらいであるから、 当 時、話題になったはずだ。私も新聞広告で見たような 気 がする。 しかし、 読 んでいない。私の気性として、世間で流行って いる事は、なぜか興味が持てない。前の東京オリンピック、 大阪万博、ビートルズ ( これはずいぶん後になって好きになった ) などである。 哲学を普通の言葉で書いたのが、流行った理由であろう。自 分の頭でとことん考えることの大事さ、 楽 しさを、彼女は 説 いている と、私は要約したい。売れたのは、有名人 を取り上げ批判している話題性も一因だろう。あちこちで 連載したものをもとに、まとめたものであり 1 つずつの題に関して の記述は短い。哲学 随筆 と言ってもよいだろう。 読 みやすいのですぐに終わ る。しかし、 読 み終わってから、どうにも頭の中に 残 っているものが 少ない。随筆であるからだろうか。それとも私の年老いた頭のせい だろうか。そもそもブログに載せようとして、 読 んだのが間違いだ ったようだ。 考えがまとまらないので、本だけでなく、書評やネットの記事 を探してうろうろした。その結果として、本の中身でなく、 著者の人物に興味を持ってしまった。私は他人のゴシップは好きでない。ましてや、学問と研究を曲がりなりにも志す者に