投稿

7月, 2021の投稿を表示しています

老人のゴルフ

ゴルフを始めたのは40歳位のときであった。会社にいて、研究所から移動通信事業部へ異動となったころだ。先に異動していた、研究所での上司と一緒に、通産省の財団から頼まれて調査報告書を書いた。その報酬が25万円ほど入った。上司が言うには、事業部ではゴルフが盛んで課長以上の管理職がほとんど参加しているので、私も始めろとのことだ。先の報酬は全部私が使って (報告書のほとんどは私が1人で書き、上司は少し手を入れたのみ) ゴルフ道具セットを買えと言われた。そして、練習も始めた。コースに出るのは年に2, 3回であったろう。職場でのゴルフの常で、若い連中は、朝早く暗いうちに起きて、年上の2、3人を家に迎えに行き、帰りに送った後、暗くなるころ自宅に戻る。ゴルフ場はずいぶん遠くにあった。それでもゴルフの費用はかなり高かったと、カミさんが今でも時折、口にする。当時、月いちゴルフと言う言葉を知った。毎月1回はゴルフをすると言う贅沢なことかと思っていたら、月に1度しかできないと言う意味だったと後で知った。  大学に移って、どこからか声がかかってきた。ゴルフをやる教授達をある会社が接待して招待する習慣が、前から続いていたようだ。ハイヤーが自宅に迎えに来て、終わったらお土産付きの懇親会がある。大学のOB、会社の上層部との顔つなぎの目的であったのだろう。ゴルフ場も最高クラスのものを使う。さすがに、途中から大学側も会費を出すようになった。それもあって、大学で開かれる競技会にも参加するようになり、仲間が多いゴルフ場の会員になることを勧められた。バブル崩壊の後であったので、会員権料は下がっていたけれども、今の相場の3倍程度は高かった。会員になったので俄然熱心になり、練習場には週に2度は行った。腕が上がってきてゴルフ場の毎月の例会に出て、C組 (ハンデ20以上)では何度も優勝した。今ではB組である。ちなみにベストスコアは79である。  練習場は車で5分位のところにある。年会費を3千円出すと、1時間900円で打ち放題である。距離はネットの中段で230ヤードと表示している。これにアプローチ練習場が付いており、2時間は無料である。最近は、行くたびに合計3時間はたっぷり遊んでいる。練習場のコンペ (レディースシニア) が年に8回あり、毎回、30組位の規模である。新人は支配人と一緒に廻らせてもらえる。彼はアメリカでプ

フーリエ積分における関数に対する条件

   フーリエ積分 ( 変換、逆変換 ) の理論において、扱う関数に対して、有界変動、微分可能、及び絶対可積分という条件などが登場する。その理論展開で、最も重要なものは、無限大周波数成分がゼロであることを示す、 Riemann-Lebesque の定理である。ここでも、絶対可積分の条件が出てくる。これらの数学概念がどのように関連しているかは、直ちには理解しにくい。数学は基本的には同語反復であるから、これらの概念の関係は分かってしまえば簡単なはずである。本稿は、これらの概念に対して、 私が学習したことをまとめてみた ものである。   詳しくは、青色下線部をクリックしてください。