映画 「パラサイト」


評判が良かったので、先週、家内と観に行った。コロナウイルスの心配があったので、観客が少ないと思われる、月曜日の最初の上映(9:30) に合わせて行った。時間ギリギリに行って、先に切符を買っている人数を確認したところ、2人のみであったので、入ることにした。その後、夫婦連れが1組来たので、6名になった。私は、できるだけ前方の席で、仰向けになってみるのが好きである(家内は嫌がるけど)。他の人との間隔は十分に取れた。

最初はゆったりした喜劇の進行である。途中から息もつかせぬ物語となる。観終わって、しばらくは言葉も出なかった。映画館があるイオンモールの食堂で昼飯を食べたもののほとんど味がしなかったほどである。アメリカのアカデミー賞を取ったことが十分にわかる。何せアメリカ映画の常道を行っている。いろいろな伏線(しかけ)がなされてある。ただ、思い出せないところがある。台湾カステラの商売に失敗した、金持ち一家の前の家政婦の夫とその他の登場人物の関係がわからなかった。家内に聞いても、思い出せないと言う。殺人に至る行動は、素早く展開されるので、不自然は感じなかったけれど、動機はと問われると、もう一つ判然としないところがある。とにかく、格差社会という今の世相を映し出す良い映画であった。

あとがき この映画の主題である、格差社会について、その原因と対策については、前から気になっていた。特に、経済学者から、これはという提言がなされていないように思える(資産課税については気になる)。過激な提言をしている評判の著作を、最近、書評で知った。その本、’Radical Market’ を英語版のソフトカバーで買い、読むのに挑戦している。単語を電子辞書で引きまくるものの、数分もしないうちに、忘れてしまい、自分の老いに気づかされている。そのうち、ブログに上げるので、乞うご期待。

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