洗濯機の故障と修理
10年間使っている東芝製の洗濯機が、風呂の水を吸い上げなくなった。ポンプがダメになったと思ったので、メーカの修理窓口に電話した。部品があったとして、修理には17,000円ぐらいかかると言う。おまけに部品がなく修理できなくとも、出張費が4,000円かかる。もったいないと思ったので、風呂水吸い上げ用の小型水中ポンプを2,000円くらいで通販で申し込んだ。その夜、布団の 中で気づいた。ポンプの故障ではなくホースに穴が開いているのが原因ではないかと。吸い上げ式のポンプだからである。案の定、蛇腹状ホースの差し込み口付近に小さな亀裂が見つかった。そこを、ビニールテープでふさいで試した。ポンプの音はしているのに、水が上がらない。調べてみると、他にも穴がある。少し引っぱってみると、ホースの蛇腹の山と谷のあちこちに穴が開いた。 結局のところ、先端から 40 cm くらいのヘタっている部分を切り取って、水が上るようになった。
ところが、2ヶ月ぐらい経ったところで、また、吸い上げなくなった。今度 はポンプの音がしない。ネットで調べてみると、東芝製洗濯機用として、純正ポンプが売られている。しかし、適合機種が合わない。ともかく、洗濯機の機種 (モデル) が驚くほど多い。似たようなモデル番号であるが、末尾の記号が異なるものがたくさんある。恐らくは、量販店向けの仕様をわざと少し変えているのだろう。東芝の相談窓口にまた電話をしてみた。私の機種を伝えて、これに適合するポンプの型を教えてくれて頼んだ。担当者が怒った声で言うには、「当社の純正部品が市場に出廻ることはないはずだ。教えるわけにはいかない」。 それでも、最後には「ネット通販会社に問い合わ せてみたらどうか」と言ってくれた。
ネット通販サイトには、買った客が投稿した記事がいくつかあった。役に立った記事は、洗機の後側の上部のビス2本をはずすと、パネルが取れて、ポンプ 交換が簡単にできると書いたものである。 また、ポンプのサイズは少し小さいものでも、ホースサイズは同じで、電源 (恐らく直流) 端子も同じであるから、ぴったりの適合機種でなくとも、うまくいったという書き込みもあった。
通販サイトから届いたポンプと現用のポンプを比べると確かに大きさが小さい。しかし、取り付けには何ら問題はなかった。ホースの差し込みにには水漏れ防止用のパテが塗り込んである。これが無かったので、シールテープを巻いて対応した。今のところ、水漏れは起きていない。壊れたポンプを分解してみると、プラスチック製の羽根車が廻るしかけであった。このタイプは呼び水を注入しないと、水を吸い上げない。 洗濯機のスイッチを入れると、まず、少しだけ水道の水が流れる。この1部がポンプに流れ込むしくみであった。
購入したポンプ費用は3,200円であった。カミさんに対する、私の鼻息は、しばらく荒かった。
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