数学論文投稿 (電子情報通信学会 10回目の拒絶)

電子情報通信学会の基礎境界ソサエティが発行する英論文誌、Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences への 10回目の投稿も拒絶されました。受け付け拒否であり、査読に回してもらえないという悲しい結果です。

論文受け付けを拒否する理由は、私の投稿が編集委員会が要求する条件を満足しないためだとの指摘です。最初の拒否理由は、回答の要約を書いていないというものだ。回答の要約を要求する学会誌を聞いたことがありません。回答要約を提出したところ、次の拒否理由として、専門家に読んでもらって、共著者にするか謝辞にかけとの指示を満たしていないことをあげた。私は、2人の専門家に読んでもらったと書いていた。論文委員会は、その結果が改訂論文原稿のどこに反映されてかが判明できないこと、実名が上がっていないことを理由にあげた。2人の意見とも、大したことではなかった。1人(匿名:Elsevier の論文誌、Functional Analysis のEditor)、は主に英語の使い方を直してくれた。1人は参考文献に上げている著者(だから実名はわかる)であり、フーリエ逆変換も最初から広義積分で定義するのが良いとの指摘であった。このことは、今回の回答書に書いてあった。それにしても、専門家に一度読んでもらえとは、投稿者を馬鹿にしている。査読者がバリバリの専門家であり、私は彼らの意見・指摘に応えている。反論もしている。学問のまっとうな討論を続けてきた。

 編集委員会とのやりとりと投稿に添えた著者の回答 をGoogle Drive に上げています。興味がある方はクリックして見てください。このやりとりの中で、この論文誌への投稿はこれで最後にするので査読へ回してくれと頼んでいたので、この約束を守ることにする(査読には回してくれなかったけれども)。電子情報通信学会の通信ソサエティの英語論文誌に投稿するつもりで、知人に原稿を読んでもらっているところです。


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